高専トピックス

2022年の年間アクセス数ランキング発表! 今年1番読まれたのはどの記事?

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2022年も『月刊高専』をご覧いただき、誠にありがとうございました。今年の7月には国公私立57高専すべての記事を掲載することができたなど、『月刊高専』にとって大きな年になったと思います。これもひとえに、読者の皆様、取材にご協力いただいた皆様のおかげです。厚く御礼申し上げます。

そして同年、『月刊高専』に「アクセス数ランキング」が新設されたのをご存じでしょうか。「デイリー」「週間」「月間」の区分でアクセス数の多い記事TOP10(「高専への入学」カテゴリーを除く)をランキング形式で公開しているのですが、「年間」はありませんでした。

そこで、今回初めて、本記事にて「2022年の年間アクセス数ランキング(集計期間:2022年1月1日~2022年12月11日)」のTOP10を発表いたします。集計期間内に公開した記事は計149本、集計期間外も含めると計313本。「今年1番アクセスいただいた記事は?」「多くアクセスいただいた記事の傾向は?」など、年末の振り返り記事として、ぜひご覧ください。

※取材をお引き受けいただいた方の肩書や取材内容は、取材当時のものです。

<第10位>高専からJAXAへ。追い続けた宇宙の夢を、次世代の子どもたちへつないでいく

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙輸送技術部門 宇宙輸送安全計画ユニット 研究開発員
浅村 岳 氏

宇部高専から国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)へ入社し、ロケットの打ち上げを地上システムの開発や運用などの面から支えている浅村岳さんへの取材記事です。これまで30機ほどのロケットの打ち上げに携わってこられた浅村さんが入社後に感じた「高専で学んで役に立たなかったことはない」「本当に多くの学術分野が宇宙開発に関わっている」という思いや考えが仕事内容を通して伝わる内容になっています。

浅村さんの記事はコチラ

<第9位>高専の寮ってどんなところ?親元を離れて成長していく福島高専「磐陽寮」での共同生活

県外からの入学者が多く、通学が困難な学生の多くが入寮している福島高専「磐陽寮」での生活や、実際に暮らしている学生の声をご紹介している記事です。寮の管理・運営を担当(取材当時)されている松江俊一先生にお話を伺い、具体的なタイムテーブルや費用、部屋、共用設備、イベント、食事などを詳細にご説明いただきました。また、寮生の6名からも、寮生活のリアルな様子、取材当時は建設中だった国際寮(現在は国際寮が完成、新女子寮も新築され稼働中)についてお伺いしています。

福島高専「磐陽寮」の記事はコチラ

<第8位>憧れた研究者の道。大学でできないことが高専でできる?

東京工業高等専門学校 物質工学科 教授
庄司 良 氏

これまで水一筋で研究されてきた東京高専の庄司先生。高専生のすごさを東京大学在学時に感じた庄司先生は、2000年に東京高専に入職。最初は様々な業務に苦労されたそうですが、高専教員だからこそ享受できるやりがいやうれしさを感じているとのことです。学生に対して求めていること、高専での共同研究のメリット、庄司先生が目指す東京高専の姿などについてお話しいただいた記事になっています。

庄司先生の記事はコチラ

<第7位>全国大会5連覇の「絶対的王者」! 北薗先生が育てる、鹿児島高専サッカー部の強さの秘訣とは

鹿児島工業高等専門学校 一般教育科 保健体育 教授・校長補佐(学生主事)
北薗 裕一 氏

鹿児島高専の北薗先生は小学生のころからサッカーに打ち込んでいらっしゃった先生です。高校生のころは、北薗先生の代だけ鹿児島県の「新人戦・インターハイ・選手権」のすべての大会でベスト4を記録するなど、結果としてもサッカーに対する熱意が表れていました。そんな北薗先生が高専教員になられるまでの軌跡や、部活動指導、地域との交流などについて、お話を伺っています。

北薗先生の記事はコチラ

<第6位>高専在学中の転科や、文系大学への編入学を経験したからこそ言える「進学の良さ」とは

防府市役所 土木都市建設部 都市計画課
山田 光一郎 氏

徳山高専の土木建築工学科をご卒業後、九州大学の経済学部を経て、防府市役所に勤務されている山田さんへの取材記事です。徳山高専ではもともと情報電子工学科でしたが、そこから転科された理由や、大学では経済学部を選んだ理由など、これまでに至る様々な場面でどのようなことを考えてきたのかが垣間見える記事になっています。「高専への進学」「大学への編入学」をおススメされる山田さんのメッセージも記事中でご覧ください。

山田さんの記事はコチラ

<第5位>人工知能や自然言語処理のファンをもっと増やしたい!「わかりやすい言葉」で伝えていきたい研究とは。

愛媛大学大学院 理工学研究科 助教
梶原 智之 氏

新居浜高専をご卒業後、長岡技科大に進学し、現在は愛媛大学で教壇に立たれている梶原先生への取材記事です。「難しい言葉を簡単な言葉に」「自分にとって意味が分かりやすい最適化された文章に」するための自然言語処理について研究されています。さらには、自然言語処理分野の若手研究者や小学生たちへの「恩送り」も意識されているとのこと。梶原先生のこれまでとこのあとにフォーカスを置いた記事になっています。

梶原先生の記事はコチラ

<第4位>高専初の「春高バレー」出場!松江高専を全国の舞台に導いた、教員の熱い思いとは

松江工業高等専門学校 数理科学科 教授
村上 享 氏

松江高専のバレーボール部顧問として、春高バレー(第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会)出場へ導いた村上先生への取材記事です。観光に関する研究を行う際に(取材当時はCOVID-19の影響で制限中)活用されている統計学をバレーボールにも生かしているとのこと。また、バレーボール部だけでなく「高専での部活」ならではの強みについてもお話しいただいた記事になっています。

村上先生の記事はコチラ

<第3位>「ペアリング」によって研究室がさらに有意義に! 「融合・複合」で研究・教育を進めていく

サレジオ工業高等専門学校 機械電子工学科 准教授
米盛 弘信 氏

学生から「先生はカツオみたいですね(=動かないと死ぬ)」と言われることもあるほど、積極的に様々なことに取り組んでいらっしゃる米盛先生への取材記事がTOP3に入りました。タイトルにある「ペアリング」とは、米盛先生独自の研究室体制のこと。高専教員としての仕事が忙しいのを解消しつつ、研究室の学生にとっても成長の一助になる「ペアリング」の具体的な中身については、ぜひ取材記事をご覧いただいてご確認ください。

米盛先生の記事はコチラ

<第2位>高専から東京大学大学院へ。進学して感じた「高専の強み」と、「進学するメリット」とは?

東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻(東京大学総合研究博物館 所属)
廣田 主樹 氏
東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻(国立科学博物館 所属)
山本 真生 氏

和歌山高専から、それぞれ東京農工大学・専攻科を経て、東京大学大学院に進学された廣田さんと山本さんへの取材記事です。本記事は2021年7月に公開された記事ですが、2022年もコンスタントにアクセスいただき、そのアクセス数を積み重ねた結果、第2位となりました。高専で得たことが東大大学院でどのように生きているのか、お2人の研究内容含め、大学院での生活のリアルを感じられる記事になっています。

廣田さん・山本さんの記事はコチラ

<第1位>「高専生はかっこいい!尊敬する!」学生に厳しかった安里先生の、考えが変わったきっかけとは

新居浜工業高等専門学校 機械工学科 教授
安里 光裕 氏

2022年に最もアクセスいただいた記事は、各種アクセス数ランキングで常に上位をキープしていた新居浜高専の安里先生への取材記事でした! 「学生時代から現在まで持ち続けている高専生に対するイメージは、何がきっかけで生まれたものなのか」「どうして教育方針が変わったのか」など、高専生に対する安里先生の純粋な思いや愛にあふれた記事になっています。

安里先生の記事はコチラ

2022年の『月刊高専』——その傾向は?

以上がTOP10でした。『月刊高専』全体で1番記事数の多いカテゴリーとなる「高専教員」の方への取材記事はTOP10の内5本と、半分を占める結果になっています。そのほかにも、高専卒の大学生や大学研究員、公務員、JAXAの研究開発員、さらには寮に関する記事など、バラエティー豊かなラインナップが揃ったTOP10となりました。

そして、2021年に公開した記事もTOP10に6本ランクイン。今年から『月刊高専』を知っていただいた方にも、過去の記事をご覧いただいていることが分かり、大変うれしく思います。

内容面についてもう少し見てみると、第4位と第7位はバレーボール部とサッカー部という「高専での部活動」に関する記事がランクインしているのにも注目です。高専での部活動と言えばロボコン部が注目されることが多いですが、それ以外の部活に関する記事も大変多くの方にご覧いただいていることが分かりました。

また、TOP10の中では唯一「高専トピックス」のカテゴリーに分類されている、第9位の福島高専「磐陽寮」に関する記事も注目です。寮の内部については高専関係者以外の方にも「何が中で行われているのだろう?」と、興味をそそる内容だったと言えるでしょう。2023年以降、『月刊高専』で寮を取り上げる機会が増えるかもしれません。

最後に、繰り返しになりますが、2022年も『月刊高専』をご覧いただき、誠にありがとうございました。『月刊高専』全体のアクセス数も日に日に上昇していますが、これも読者の皆様、取材にご協力いただいた皆様のおかげです。2023年も、高専の魅力をお伝えするさまざまな記事を公開していきますので、何卒よろしくお願いします。

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