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KDDIグループの一員として、光インフラを支える! 福利厚生も充実した、安定した基盤で活躍する高専卒社員の仕事

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KDDIグループの一員として、光インフラを支える! 福利厚生も充実した、安定した基盤で活躍する高専卒社員の仕事のサムネイル画像

日本通信エンジニアリングサービス株式会社(J-TES)は、1999年6月に設立されたKDDハイウェイ通信サービス株式会社を前身とし、KDDIグループの一員として、光インフラの「調査・設計」「工事」「運用保守」「ソリューション」の事業を行っています。今回は、そんなJ-TESで活躍されている高専卒社員4名に、仕事内容ややりがい、高専卒で良かったことなどをお聞きしました。

○インタビューをお引き受けいただいた高専卒社員のみなさん

・K.I.さん(入社2年目)
所属:仙台センター
出身高専:旭川工業高等専門学校 電気情報工学科

・Y.H.さん(入社3年目)
所属:金沢センター
出身高専:旭川工業高等専門学校 電気情報工学科

・S.F.さん(入社3年目)
所属:本社・技術1部 管理グループ
出身高専:香川高等専門学校 詫間キャンパス 通信ネットワーク工学科

・M.T.さん(入社2年目)
所属:本社・技術1部 企画グループ
出身高専:函館工業高等専門学校 生産システム工学科 電気電子コース

社員から好評の社宅制度

―みなさんがJ-TESに入社されたきっかけや理由を教えてください。

M.T.さん:私が就職活動をしていた時期は新型コロナウイルスが流行していたころでしたが、それでも安定して動いている通信業が魅力的に見えたからです。また、世の中において重要な役割を持つ通信業に関われることも理由の1つでしたね。

その中でJ-TESを選んだのは、企業説明会にいらっしゃった方から社内雰囲気の良さを感じたからです。実際に入社してみて、その印象は間違っていなかったと思います。

▲取材をお引き受けいただいたM.T.さん

M.T.さん:あと、KDDIのグループ会社で、福利厚生が充実していたことも挙げられます。昇給制度も整備されていますし、社宅制度も充実していましたので(政令指定都市で9万円までの家賃の場合、社宅として6,000円で住むことが可能)、北海道から東京という地へ就職する際の不安もなかったです。

S.F.さん:自分も長期的に安定している企業であること、KDDIグループであることに魅力を感じました。社宅制度も、周りの社員含めすごく良いと言っていますね。

▲取材をお引き受けいただいたS.F.さん

Y.H.さん:私も社宅制度は魅力的でした。最初は寮みたいな所をイメージしていたのですが、めちゃくちゃ綺麗ですし、めちゃくちゃ広いです。もう、「ありがとうございます」って感じです。

K.I.さん:私は転職で入社しました。転職を考えたのは前職のOJT担当との人間関係が良くなかったからなのですが、Y.H.さんから「社内の雰囲気も良いし、丁寧に教えてもらえるよ」と聞き、入社を決めました。聞いていた通り、今は先輩から優しく教えていただいているので、とてもいい感じです。

―K.I.さんとY.H.さんは旭川高専 電気情報工学科の同級生だそうですね。K.I.さんから見た高専時代のY.H.さんの印象はいかがでしたか。

K.I.さん:そうですね……(笑) すごく要領の良い人だなと思っていました。寮で一緒に生活していて、そんなにテスト前の勉強をしているように見えなかったのに、直前の少しの勉強でそこそこ良い点数を取っていました。

Y.H.さん:そういう実感はあまりないんですよね。こうすればよかったと常に感じながら生きているんですけど……。やるべきことはやっているのですが、「なんとかなるでしょ」といった楽観主義的な部分も確かにあったので、そう見えていたのかもしれません。

▲取材をお引き受けいただいたY.H.さん

Y.H.さん:ただ、社会人になってからは、そういう楽観主義的な性格を抑えるようにしています。社会人なので、ちゃんとしないといけませんからね。

―逆に、Y.H.さんから見た高専時代のK. I.さんの印象はいかがですか。

Y.H.さん:損得に関するセンサーがずば抜けていると思います(笑) どこからそんなお得な話を聞きつけてくるんだろうなと。

K.I.さん:おっしゃる通りですね。「絶対に損をしたくない!」という気持ちが根底にあるので(笑) スマホを持つようになってから、自分でいろいろと調べるようになりました。今も社内規程などをしっかりとチェックしたうえで業務に取り組んでいます。

▲取材をお引き受けいただいたK.I.さん

社内改善、大規模案件、トラブル、自立——仕事のやりがいについて

―それでは、みなさんの詳しい業務内容について教えてください。

S.F.さん:KDDIから発注される、高速道路上に敷設されている光ケーブルの保守・工事などの見積を作成しています。流れとしては、全国のセンターから見積書の依頼が来るので、資料を元に見積書を作成しています。

▲S.F.さんの仕事風景

S.F.さん:見積作成は多いときだと1日に6件ほど扱います。1件あたりの作成時間は、短くて2~3日で、長ければ2ヶ月。作成には資料が欠かせませんので、作成時間は資料の出来に左右されるんです。

また、特段見積をつくる必要がない日は、資料の型枠のチェックや、見積作成のテンプレートをつくることで、作業の効率化を図っています。

Y.H.さん:私は金沢センターに勤務しており、北陸の一般道に敷設されている光ケーブルの保守・メンテナンスを担当しています。具体的には、光ケーブルの移設(支障移転)や占用申請・管理等を行っております。

一般道の場合、「この電柱は、どこの会社が管理しているのか」をしっかり把握していないといけません。高速道路の場合はNEXCOさんがすべて管理していますので、一般道だからこその難しさと言えます。

支障移転とは、国土交通省等が実施する道路工事において、地下を通っている光ファイバーなどのケーブルが邪魔になる(支障になる)場合に、ケーブルを迂回させるものです。国土交通省が管理している道路については、早めに申請を出すことが重要です。

K.I.さん:仙台センターでKDDIの通信設備の保守・点検・工事を行っています。特に、NEXCOさんとの光近接協議や一般道の電柱移設工事、埋設物照会の対応などを行っているほか、移動通信整備協会のトンネル内アンテナ点検もしています。

▲K.I.さんの仕事風景

K.I.さん:光近接協議とは、高速道路上に埋設されている光ファイバーケーブルの近くで工事をする際、NEXCOさんと共にケーブルに支障が出ないかを確認することです。

埋設物照会の対応は、一般の工事会社や水道局・建設局といった役所などから依頼を受けて、一般道に当社の埋設物(光ファイバーケーブルなど)があるかを確認し、ある場合は工事の立ち合いを行うことを指します。ケーブルが埋設されている場所は社内システムで大まかに管理しており、細かいところは紙資料で確認しています。
その他に、例えば橋梁にある光ケーブルを通す筒(管路)を吊るしている金物が錆びていないか、緩んでいないかなどの点検をしています。

M.T.さん:私は社内ポータルの作成・修正や、業務用携帯の配備などをしています。

社内ポータルは社内に向けたサイトでして、社内規程や申請方法などといった、社員の方々が仕事をする上で必要な情報をまとめています。私自身、入社当時は交通費などといった費用精算を難しく感じていたので、そういった悩みを解消できればいいなと思っています。

▲M.T.さんの仕事風景

M.T.さん:また、現場ではPCではなくスマートフォンで資料を見ることが多く、場合によってはワードやパワーポイントの資料もあるので、PDF化することで見易くできればと考えています。

―これまでの業務で、最もやりがいや達成感を感じたことは何でしたか。

M.T.さん:1年目のときに、採用活動に向けたパンフレットを作成したことです。学生さんの目線に近づけるため、世代の近い社員からさまざまな意見を伺い、集約しました。意見としては「入社前と後のギャップをなくす」が多かったです。会社案内だけでは分からない詳しい業務内容が分かるよう、他部署の方々にもヒアリングしてつくりました。

S.F.さん:2年目の最初のころに、大きい工事の見積をつくったことです。敷設するケーブルや作業する人が多く、金額もかなり高かったですね。資料の修正もたくさん発生したので、作成が終わったときは肩の荷が下りた感覚でした。「見積作成とは何たるか」ということが、その案件で掴めたと思います。

Y.H.さん: 2023年2月の国道工事で、当社管理の光ケーブルを切られたことがありました。当日の応急復旧対応も大変でしたが、5月に富山・金沢でG7が開催される予定だったので、応急復旧状態ではなく、本復旧状態に近い状況にする必要があり、短い期間での対応が大変でした。

▲Y.H.さんの仕事風景

Y.H.さん:さらに、復旧工事完了後も保険の手続きや相手方会社との処理など11月まで対応をしていました。大変な対応でしたが、臨機応変な対応ができた点は、今後の自分にとっても良い経験になったと思っています。

K.I.さん:2023年の10月~12月までの間、NEXCOさんの兼用工作物の点検で、任された案件38件をしっかり行い、報告書にまとめて提出できるようになったことに達成感がありました。点検している高速道路の下に一般道が通っていると通行規制をかけないといけないので、そこの調整が難しかったです。

高専だから得られた、仕事に通じる「知識・技術」、そして「マインド」

―高専で学んだ知識もしくはマインドが、実際の業務でどのように活かされていると思いますか。

Y.H.さん:私の学科では光ファイバーについての授業もあったので、ある程度の前提知識を持ったうえで業務をスタートできました。

M.T.さん:実験で作成していたレポートはエクセルでつくることが多かったので、そこでエクセルの能力が鍛えられました。入社後はスムーズに業務に入れたと思います。

K.I.さん:私も実験レポートを作成するときにはマイクロソフト製品をよく使用していたので、そこが活かされているなと思いますね。

▲取材中の様子

S.F.さん:自分の高専では逆に、レポートはすべて手書きでした! そのレポートを先生にチェックしていただいて、修正点を反映する——それを何度も繰り返していましたね。ですので、「最後までやり通す」という気持ちが培われましたし、今の仕事にも通じていると思います。

K.I.さん:新しいシステムやモノに対してアレルギーが起きないのも、高専で様々なことを学んで生まれたマインドのおかげです。「うわっ、どうしよう……」とは思わず、1から勉強することができています。また、時間がある限り、勉強した内容はマニュアル化して、社員のみなさんに周知していますね。

―逆に、高専生のとき、もっとしておけばよかったなと思うことはありますか。

S.F.さん:「最後までやり通す」という気持ちは育ったものの、やはり見積はエクセルでつくりますので、エクセルやワード、パワーポイントといったマイクロソフト製品、特にエクセルの関数についてはあらかじめ勉強しておいたらよかったと思います。

▲取材中の様子

Y.H.さん:今、電気通信工事施工管理技士2級の資格を目指しているのですが、資格そのものを1つも取ったことがなく、「勉強の進め方」や「当日の試験の雰囲気」があまりイメージできないんです。何でもいいので「資格をとる」ということを高専生のときにしておけばよかったなと思います。

―最後に、今後の目標について教えてください。

▲M.T.さん

M.T.さん:広い視野を持ちたいと思っています。今の業務は社内向けサービスですが、本社勤務である以上、各地のセンターにいらっしゃる現場の方々が求めているものが見えづらいと思うんです。何を導入・実行するべきなのかが分かるよう、いろいろなところにアンテナを張っておきたいです。

▲S.F.さん

S.F.さん:自分が見積をつくっている案件はKDDIが発注した工事のみですが、今後は他企業の工事や異なる作業の見積をつくってみたいです。あと、見積作成に関わってきたことで、ある程度お金の流れが分かってきましたので、各地にあるセンターで現場の経験を積むことで、「お金も作業も分かる人になる」という目標もあります。

▲K.I.さん

K.I.さん:現状、自分1人に任せられている業務もありますが、先輩に現場へ来ていただいている業務もあるので、100%完璧には任せられていません。自分1人でできる仕事をどんどん増やして、3年目には一人前になりたいです。

▲Y.H.さん

Y.H.さん:一般道を担当する前は高速道路の担当でしたので、今ある一般道の案件がスムーズに動かせるようになったら、高速道路の案件も本格的に再始動させたいなと思っています。

実は今、北陸道はリニューアル工事中でして、道路を全部張り替えるといった大規模なものになっています。自分も一般道案件を進めながら、図面を描いたりするなどお手伝いをしていますが、それによって「一般道も高速道路も、何でもできる人」になりたいです。

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