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英語プレコンってなに?
ロボコン、デザコン、プロコンと、いろいろ高専独自のコンテストがあるけど、ほかにもあったりするのかな?
その3つのコンテストと合わせて「4大コンテスト」の1つに位置付けられている「英語プレコン」というのもあるよ!
ここでは、英語プレコンがどのような大会か、学生は何をしているのか、ご紹介します!
英語プレコンって、どういう大会!?
「全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト」(通称:英語プレコン)とは、英語力向上策の一環として、また、企業・大学等の期待に応える「英語でのプレゼンテーション能力」を備えた高専生の育成を目的として誕生したコンテストです。2007年度以降、毎年開催されています。
英語プレコンは1人でプレゼンする「シングル部門」と、3人1チームでプレゼンする「チーム部門」の2部門があります。どちらの部門もテーマは自由に設定することができ、それぞれの発表時間は5分と10分です。英語力はもちろんのこと、発表内容やプレゼンテーション力も評価の対象となります。
2024年1月に開催された第17回英語プレコンでは、苫小牧高専の駒木允さんが「シングル部門」で、明石高専の学生3人が「チーム部門」で1位を獲得しました。
英語プレコンでは、どのようなことをプレゼンしているのだろう?
例えば、宇宙探査についてや、勝負において「心技体」の「心」がいかに重要かをプレゼンしている人・チームがいるよ。詳しくは、次の項目で説明しますね!
どのようなことを、プレゼンしているの?
英語プレコンでの発表テーマは自由ですが、ものづくりや科学技術などといった、「高専の特色を生かしたスピーチやプレゼンテーション」が望ましいとされています。それを反映した学生の発表は、審査員から「大学工学部のプレゼンテーションコンテストと同等、あるいはそれ以上の質の高さ」と評価されるほどです。
学生がどのような発表をしたのかは、各年度の大会ホームページに掲載されている「スクリプト」ページに英文が公開されていますので、ご確認ください。
例えば、第17回英語プレコン「シングル部門」で優勝した駒木さんは、「“It doesn’t matter to me”」というタイトルで若者の政治への無関心を取り上げ、その解決策をパワーポイントを用いてスピーチしています。高専だからこその学習方法を政治教育にも適用し、カリキュラムに組み込むことを提案されていました。
また、チーム部門で優勝した明石高専は、「Considering What it Means to Think Globally but Act Locally」というタイトルでプレゼンテーションしています。アジアやアフリカ、南アメリカで見られるゴミ捨て場「dumpsite」で暮らす人々を紹介し、その人たちに対して私たちは何ができるのかを発表するものでした。
英語力が問われるだけのコンテストじゃないんだね。
より良いプレゼンになるように、パワーポイントを使って発表している学生もいるよ。わかりやすい資料づくりも、大会を通じて学ぶことができると思います!