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デザコンってなに?

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建築や土木に興味があるんだけど、その分野のコンテストってあるのかな?

あります! 「デザコン」というのがそれにあたります。

このページではデザコンとはどういうものなのか、そして強豪高専はどこかなどをご紹介しますね!

デザコンって、どういう大会?

「全国高等専門学校デザインコンペティション」(通称:デザコン)とは、全国の高専生が、日頃の学習成果を生かした生活環境関連のデザインや設計等を競う大会です。「人が生きる生活環境を構成するための総合的技術」としてデザインを競うことで、高専が目指す創造力と実践力に富む人材育成に貢献することを目的としています。

デザコンでは毎年メインテーマが与えられます。さらに、「構造デザイン部門」「空間デザイン部門」「創造デザイン部門」「AM*デザイン部門」「プレデザコン部門」の5部門が開催され、それぞれに時代に即したテーマが用意されています。「プレデザコン部門」とは、高専の本科3年生までを対象とし、空間デザイン、創造デザイン、AMデザインの3つのフィールドを展開する部門です。

*付加製造(Additive Manufacturing)の略。3Dデータを参照し、素材を積み重ねて形をつくる製造方法を指す。

参加する高専生は、主に土木系・建築系を学んでいる学生たちです。このデザコンに参加して、生活環境に関連した様々な課題に取り組むことで、より良い生活空間について考え提案する力を育てることができます。

▲「デザコン 2021 in 呉」各部門での様子

いろいろな部門に分かれているのが面白いね!

それだけ建築・土木には重要なポイントがあるってことだよね! ちなみに、プレデザコン部門以外の4部門は「主要4部門」と言われることもあるよ。

最近の大会成績は?

2020年から24年までの5年間において、各部門で最優秀賞を獲得した高専を見てみると、米子高専は構造デザイン部門で毎年最優秀賞を獲得しています(18年から見ると、7年連続となります)。

そのほかの最優秀賞を見てみると、津山高専が「プレデザコン部門のAMデザイン」で3つ、明石高専が「創造デザイン部門」と「プレデザコン部門の創造デザイン」で計3つを獲得しています。

もともとデザコンは、1977年に明石高専と米子高専の建築学科で行われた研究交流シンポジウムが起源となっており、その後、参加校を増やし、形態を変え発展してきた経緯があります。それもあってか、明石高専と米子高専の活躍が目立っている印象を受けますね。

また、AMデザイン部門は「該当なし」の年もあり、最優秀賞を獲得することそのものが難しい部門と言えるかもしれません。

▲2020年から24年までのデザコンで最優秀賞を獲得した高専と作品名
▲「デザコン2024 in 阿南」構造デザイン部門で最優秀賞を獲得した米子高専「要」(読み:かなめ)

「AMデザイン」は何を競う部門なんだろう? そもそも「AM」ってどういう意味なのかな?

3Dプリンターを使って、自由な発想と独創的なアイデアを競う部門だよ! AMは「Additive Manufacturing(付加製造)」の略で、材料を積み重ねることで立体物をつくり上げることを指す言葉。そして、「AM装置」が「3Dプリンター」を意味します!

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