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プロコンってなに?

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プロコンっていろいろな種類があるらしいけど、高専生のためのプロコンがあるの?

あります! とても熱気あふれるコンテストですよ。

プロコン独特の文化もあるので、ここではプロコンの概要と、どこの高専が強いのかについてご紹介しますね!

プロコンって、どういう大会?

「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」(通称:高専プロコン)とは、全国の高専生が日頃のプログラミングの経験を生かして、情報処理技術における優れたアイデアと実現力を競う大会です。企業との提携も強く、本選では企業の人も来るので、就職で有利になるアピールもできるとされています。

第1回大会(1990年)の高専プロコンは京都で開催され、それ以降、毎年場所を変えて行われてきました。また、国際化を進めるために、第15回大会(2004年)から海外の大学生の参加を受け入れており、ハノイ工科大学、モンゴル科学技術大学などのチームも参加しています。

高専プロコンでは、プログラムを組み立て、「課題」「自由」「競技」の3つの部門で競い合います。課題部門は与えられたテーマに即した作品を、自由部門は自分自身で設定したテーマに即した独創的な作品を制作し、その性能を競います。また、競技部門は与えられたルールによるチーム対抗戦を行う部門です。

第34回高専プロコンの競技部門の様子
▲第34回高専プロコン(2023年)の競技部門の様子

加えて、高専プロコンでは作品をつくるだけでなく、部門によっては協賛企業の人などにプレゼンテーションや質疑応答をする場面もあるので、そういった能力も求められるでしょう。企業に認められれば、一緒に開発して製品化するケースもあります。

企業の人に見てもらえる機会があると、やる気が出てくるね!

企業の人だけでなく、一般の人や審査員に対しても、オリジナルの作品をしっかり理解してもらわないといけないので、プレゼンテーション能力はとても重要です。

質疑応答で想定される質問も、しっかり準備しておく必要がありますね!

最近の大会成績は?

直近の第36回大会(2025年)では、課題部門で鳥羽商船高専、自由部門で熊本高専(熊本キャンパス)、競技部門で八戸高専がトップ。第35回大会(2024年)は鳥羽商船高専、香川高専(詫間キャンパス)、松江高専がそれぞれトップとなっています。

第36回大会の課題部門で最優秀賞を受賞した鳥羽商船高専「しらせーる-持続可能で環境配慮型のシラス漁支援システム-」は、三重県鳥羽市で盛んなシラス漁について、過去の操業情報と海洋データから最適な漁場を予測し、持続可能な漁業を支援するシステムです。地域課題の解決に貢献する点が高く評価され、鳥羽商船高専は課題部門で最優秀賞を2年連続で受賞することになりました。

YouTubeチャンネル「Hack U」では、過去の高専プロコンの受賞チームインタビューや大会の様子などが公開されています。ぜひご覧ください。

▲2020年から24年の高専プロコンで最優秀賞・優勝となった高専とプロダクトタイトル名/チーム名
※2021年はオンライン開催
▲第36回高専プロコン(2025年)課題部門で最優秀賞を受賞した鳥羽商船高専「しらせーる-持続可能で環境配慮型のシラス漁支援システム-」

YouTubeに動画があると、どんな感じでプロコンが進行されるのか分かって良いね!

ちなみに、国際プログラミングコンテスト「NAPROCK International Programming Contest」も一緒に開催されているよ。

海外の大学チームも加えたうえで審査する大会です。高専プロコンの国際化を目指して開催されているんですよ!

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