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どんな部活がある?
僕は今、中学で野球をやっているんですけど、高専にも部活ってありますか?
もちろん、高校と同じように部活はいろいろあるよ! 3年生までは甲子園にも挑戦できるし!
そうなんですね! 野球は続けたかったからよかった!
今回は、高専の部活について紹介するね!
文武両道で、部活も充実
高専には、体育系・文化系どちらの部活も充実しており、野球部やサッカー部、吹奏楽部や美術部など、一般的な部活はほとんどの学校で行われています。体育系の部活では、3年生まで高校総体にも出場でき、文化系の部活では各種コンクールに積極的に参加しています。
部活に所属すると、日頃あまり関わらない別学科の学生との交流が生まれるだけでなく、1年生から5年生までが一緒に活動するため、中学・高校よりも幅広い年齢層との関わりを持つことができます。
また、体育系の部活では、高専生独自の大会として「高専体育大会(全国高等専門学校体育大会)」が毎年開催されています。野球・サッカー・バスケットボール・陸上競技・水泳・剣道など、14の競技で高専No.1を決める大会です。地区大会を勝ち抜いた全国の高専生が各会場に集い、1年生から5年生までの高専生が出場することができます。
高専体育大会は「広くスポーツ実践の機会を与え、技術の向上とスポーツ精神の高揚を図り、心身ともに健康な学生を育成する」という高専教育の一環であり、高専生同士の横のつながりを作る機会にもなっています。
へ~! 高専独自の全国大会もあるんですね!
高専体育大会で他の高専生と会えるのも楽しいよ! 対戦相手の高専の人と仲良くなって、旅行がてら遊びにいったりもしたな。
部活に所属すると、友だちや先輩・後輩の繋がりの幅が増えて、より充実して楽しいよね。
“高専らしい”部活
高専といえば「ロボコン」と聞いたことがある方も多いと思いますが、そのコンテスト出場を目指す「ロボコン部」はほとんどの高専にあり、多くの学生がロボット製作に取り組んでいます。
他にも、電子計算機部やデザイン部など、一般的な学校には馴染みの薄い部活があったり、自転車部や自動車部が機械工学の知識を活かしてメンテナンスを行ったりと、“高専らしい”活動をする部活もめずらしくありません。
また、部費についても独特な要素があります。一般的には、活動内容等に応じた金額が学校から与えられることが多いですが、高専では、各部の代表が学生会に必要経費のプレゼンテーションを行い、資金獲得の交渉をするというのが通例です。高校生の年齢で、学生同士で予算交渉を行うのも“高専らしい”独自の取り組みと言えます。
津軽海峡に面している函館高専には「魚を釣って食べる会」っていう愛好会もあるみたいだよ。
へ~! おもしろそう! 野球以外にもいろんな部活をやってみたくなったな!