- 公開日
- 更新日
高専女子ってどれくらいいる?
高専って男の子ばっかりなのかな? 工業高校とかも男の子が多いみたいだし。
そうね~。女子学生向けの設備がどうなっているのかも気になるわ。
たしかに男子学生の方が多いですが、学科によっては男女比率が同じくらいのところもありますよ。女子学生は年々増えているんじゃないかな。
そうですね。女子学生の増加に対応するために、キャンパスの整備も進めていますよ。
女子比率は約2割! 女子向けにさまざまな取り組みも
高専在学中の女子学生の比率は年々増えていて、令和5年度の本科在学者の女子学生比率は約23%となっています。大学工学系学科では16%ほど(令和5年度) のため、理系女子の割合としては高い方ではないでしょうか。
学科によって男女比にはバラつきがあり、機械系学科の女子学生はまだ少なくクラスに数名程度ですが、生物系や建築系では、クラスの半数近くが女子学生という学校もあるようです。
また高専では、女子学生が日々の研究や活動を発表する「高専女子フォーラム」や、2022年から始まった、女子学生を中心としたチームがSDGsの視点で技術開発提案を行う「高専GCON(高専GIRLS SDGs×Technology)」など、未来の研究者・技術者も見据えた、女子学生のキャリア形成への取り組みも進んでいます。
また、現役女子高専生・高専OG限定のサイトで、国立高専機構が運営する「高専女子プロフィール帳」では、高専OGがどんなキャリアパスを経て、どんな仕事をしているのかを紹介している「プロフィール検索」や、高専OGへ直接相談できる「交流ノート」があります。高専に入学後、自分の将来を考える際のロールモデルとして活用できます。
思っていたよりは女子学生もいて、ちょっと安心しました!
女子が少なくても、性別や学科の垣根をこえて、仲良くなれると思うよ。高専全体で女性比率が上がっていけば、これからもっと女子学生が過ごしやすくなるかもね!
女子学生向け施設の整備が進む
男子学生の割合が高いことから、設備も男子学生向けのものが充実していると思われがちですが、女子トイレ・更衣室・女子寮などの女子学生向け設備も整っています。
むしろ、近年増加中の女子学生のために、建て替え工事を行うなど、設備投資している学校もあるんです。学校によっては女子学生限定で使用できる休憩スペースを設置していることも。学校により設備内容は異なるので、気になる高専がある方は各校のホームページなどで確認してみてください。
設備も整っているなら安心ね。近くの学校を見に行ってみましょうか。
休み時間のトイレが混みあうことも少ないですし、けっこうゆっくりできていいですよ♪
なんだかワクワクしてきました♪