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高専でできる国際交流って?

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留学とは違って、普段から世界と交流できる機会ってあるのかな?

あります! 高専は普段から国際交流に積極的なので、様々な取り組みがありますよ。

高専内での国際交流に関して、具体的な内容も加えつつ、ご説明しますね!

高専には外国人留学生も入学!

海外留学や海外インターンシップについては「留学はできる?」でご紹介しましたが、国際交流という大枠で見ても、高専は活発に行っています。

まず、全国51の国立高専では、様々な国・地域から留学生を受け入れています。その多くは、日本政府(文部科学省)から奨学金を受けている学生(国費留学生)、および外国政府から派遣された学生(政府派遣留学生)です。留学生を受け入れることで、高専の国際化を推進しています。

留学生には、マレーシアやモンゴル、タイ、インドネシア、カンボジアといったアジアの国々を出身とする学生が多く、基本的に第3学年編入学試験を受験して入学することになります。普段の高専生活を送りながら、留学生と自然に交流できるのがポイントでしょう。

また、モンゴルには3つの日本式高専があります。長岡高専では、モンゴルの高専生が来校し、日本の高専生との混成チームでロボットの作製を行うという交流プログラムが実施されました。ものづくりを通して活発なコミュニケーションが行われたようです。

▲高専における国籍・地域別 外国人学生数
※文部科学省「学校基本調査(令和5年度)」のデータを元に作成

第3学年編入学試験を受験するということは、留学生は3年生で入学するってこと?

そういうことです! 一緒に高専祭をしたりするので、友達になることもあると思うよ!

また、留学生の高い学力や大きな夢に刺激を受ける日本人高専生も多いみたいです。お互いに良い影響を与え合えればいいですね!

オンラインでも国際交流!

国際交流を活発化させる事業として、2019年度に開始した「グローバルエンジニア育成事業」があります。これは、グローバルに活躍できる技術者(グローバルエンジニア)として学生を育てるために、国際的なコミュニケーション力の向上や、海外で積極的に活動しようとする姿勢を育成する優れた取り組みを、重点的にサポートするものです。

この事業では、外国人教員の英語による授業のほか、海外留学、インターンシップなどといった国際交流プログラムを各高専で実施し、高専での教育をより国際的にしています。

例えば八戸高専では、2023年8月と9月の全4日間、本科1年生、2年生、3年生の24名を対象に、インドネシアの高校生たちとオンラインで「未来につながる異文化交流プロジェクト」を実施。環境問題への意識や考え方などを、異なる国の同年代の学生との意見交換を通して共有し、「自分たちができることは何か?」という問いに対する共同宣言を作成しました。

参加した学生からは、「参加する前は自分には無理だと思っていたことを実際にやり通すことができ、更に学びを深めたいという意欲に変わっていった」という感想が多く寄せられたそうです。

また、ISTSなどの国際セミナーも実施しています。ISTSは学生の英語コミュニケーション能力の向上、グローバルリーダーシップの育成及び国際感覚の養成が目的です。

▲インドネシアの高校生たちとのオンラインで「未来につながる異文化交流プロジェクト」を実施したときの様子(八戸高専)

高専にいながら海外の人たちと交流できる機会も用意されているんだね。

こういったプログラム以外にも、研究室の発表で国際学会に参加するといったことも考えられるね。海外に対して様々なアプローチができることは、高専ならではです!

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